エベレスト メンバープロフィール

彼の会社、ヒマラヤン・エクスペリエンスが募集した登山者たちを、隊長として率いる。
エベレスト登山歴は25年。エベレスト登山隊を率いて18年目を迎え、大切なシェルパを昨シーズン亡くした彼以上に、この山の危険を熟知するものはいない。「登山者たちを地獄に送り込んではまた引き戻し、人の命を使って、いちかばちかの賭けをしていると感じるとき、自分自身に嫌気がさす」と彼は、今シーズンでの幕引きを考えている。

キャンプではヤナギの愛称で親しまれている、元中学教師。
前年、日本人ガイドのヒロと、世界6位のチョー・オユーに登り、目の前にそびえ立つエベレストへと夢を抱くようになった。今回もまたヒロと共に、エベレスト山頂制覇を狙う。成功すれば世界最高齢記録となる。

彼に「最高峰への挑戦」という意欲が湧きあがったのは、バーで友人と飲んでいた時だ。次はどの山に登るのかとの問いに、テキーラの酔いに任せて「全部だ」と答えた瞬間から、彼の人生は大きく変わった。各国の最高地点に登った、最初の人間になるのが彼の夢だ。
英国西部で登山センターを主宰し、対人関係の調整などの指導も行っている。彼は、エベレスト山頂から3歳になる愛娘に電話をしようと考えている。

子供の頃から、ロッククライミングをして育ったグレッグは、30年の登山歴を持ち、エベレストや世界第二のK2を含め、多くの高峰を制覇してきた。また、ロック・クライマーの間でよく知られる、ヨセミテ国立公園のエル・キャピタンにも初登磐している。
グレッグは、作家・写真家・映像制作の分野でも活躍しており、エミー賞やバンフ山岳祭図書賞などを受賞している。

昨シーズン、エベレスト挑戦直後のティムにインタビューをしたことが、今回の参加のきっかけだった。エベレストは肉体的にも、精神的にも、また霊的にも、人が挑戦し得る、最も過酷な世界だと信じている。
彼女のモットーは、「躍動するような人生を生きていないと、我が道を見失ってしまう」というものだ。また、「エベレスト挑戦の喜びは、世界中の何百万人もの女性に、勇気や希望を与えられるということ」だと彼女は語る。

元精鋭アスリートで、トライアスロンレースの選手。慢性喘息をおして、酸素補給なしで登頂することへのこだわりから、隊長のラッセルと意見の衝突を繰り返している。
昨シーズンはデス・ゾーンに踏み込むや否や、高山病に襲われた。一度は彼のもとを去った婚約者と、今回が最後の挑戦という約束を交わし、ハードなトレーニングを重ねて彼はまた戻ってきた。そして、4度目のデッドゾーンへと足を進めていく。

昨シーズン「ビッグ・ティム」は、高度8,400mのキャンプ4まで登り、みんなを驚かせた。高緯度の登山にはまったく不向きな体型である上に、このL.A.出身のバイク乗りは、身体のあちこちに金属が入っているのだ。
昨シーズン、ラッセル隊長の下山命令を拒否し続けたが、酸欠状態に陥り、結局、諦めざるをえなかった。この山の一番の大男ティムは、ラッセルの、一番の大きな荷物になるかもしれない。

スペイン人の両親を持ち、アメリカで生まれた完璧なバイリンガル。夏はスペインのピレネー山脈でロッククライミング、冬はスキーや雪山登山をして過ごす。趣味の合間に、英国の緊急救命室の医師として務め、余暇の資金を稼いでいる。
一昨年、山岳医療のコースを終了した彼女が、次に目指したのは高山専門医。エベレストへの旅は、そのためのステップである。彼女はチームの健康状態を把握するため、ベース・キャンプに詰める。

ラッセルが信頼する、最も経験豊かなシェルパで、リード・ガイド「サー・ダー」を務める。
彼はすでに、10回のエベレスト登頂を果たしている。ラッセルにとって、登山者たちの命を託す、大切な存在だ。今回、彼はデヴィッドと共に、北側からの登頂を果たしたあと、南側へ下り、再び登頂を目指すという、ダブル・トラバースに挑戦する。世界初のこの試みをラッセルは激励し、プルバが卓越した登山家であるという、相応しい評価を得ることを望んでいる。

デヴィッドは、シェルパのプルバと共に、世界初のエベレスト「ダブル・トラバース」を計画している。
彼は1度、登頂に失敗しているが、一年後にはラッセルと共に登頂に成功。一方で、同じ挫折を経験することになった、友人ブレットの失望を深く理解し、ブレットが再び挑戦できるよう、その費用を負担した。また、彼は国家児童虐待防止協会の役員で、自身のエベレスト挑戦によって、協会の寄付金集めにも貢献している。

リトアニア、カウナス出身の携帯電話販売業者。
3年前、ラッセルと世界6位の山、チョー・オユーに登頂した。彼は山頂で、「飛ぶ鳥よりも高いところで、ほとんど息をせず話している」と誇り高く語った。彼は実際、登山自体よりも、その後の賞賛のために登山を続けているようなものだ。しかし、エベレストへの挑戦は、肉体的というよりむしろ精神的に、過酷な挑戦となるだろうと覚悟している。

ラッセルのクルーメンバーとしては二度目のシーズン。
昨シーズンはキャンプ4に駐在し、ディスカバリーのために、波乱含みの様々な出来事をカメラに収めてきた。今シーズンは、写真撮影を続けながらも、初めてのエベレスト登頂を目指す。

地元に根ざした医師である彼は、北米、アジア中の岩山、冬山を制覇している。職業、家庭、趣味を、バランスよく楽しむ達人だ。何度かの挫折を乗り越え、南側からの登頂に成功した後、北側からの登頂にも挑んだ。しかし、8,300mで肺炎を起こし、引き返さざるを得なくなった。
それでも彼は戻ってきた。その動機は「私個人の考えでは、エベレストの北側と南側は、完全に違う山なのだ。」という簡単なものだ。
